生産性向上(ICT化や業務改善)について(2024/11/14)
令和7年度から処遇改善加算の職場環境等要件で重要となる生産性向上、すなわちICT化や業務改善は、上からの押しつけでは現場サイドでの活用は進まないと思います。
職員が納得して使うことが大前提であり、職員が使って良かった、仕事が楽になったと実感して、初めて導入が成功したと言えます。
職員と経営者が充分に意見交換をして、介護現場の課題をアセスメントすることから始めることが重要だと感じます。
都合のいいところだけ見るのではなく、今現場が何に苦しんでいるかに正面から向き合うことが大切です。
ICT化だけでは、入れただけなので価値を生み出しません。
また、介護ロボットや見守り機器だけがICT化ではないと思います。
ICレコーダーとAIを用いた自動文字起こし機能と議事録作成機能を使うことで、書記や議事録の取りまとめの時間が大幅に短縮されます。
バイタル測定器などと介護記録ソフトを連動することで、朝のバイタルチェックの記録が自動化されます。
AIを用いた電話代行サービスで対応時間が減ります。
これだけでも、職員の業務負担が大幅に軽減されるのです。
業務改善は現場目線が無いと難しいのですが、成果として自分たちの働き方の変化が実感できます。
大事なことは、一気に改革を求めずに、しっかりと階段を上るようにステップアップすることではないかと感じます。
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今後の制度改正などのスケジュール
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2024年秋 2月からの支援補助金の実績報告書提出
2025年1月-3月 令和5年度経営情報の提出
2025年2月末 令和7年度処遇改善計画書提出期限
2025年4月 令和9年度介護保険法改正審議開始
2025年12月 介護保険部会 意見のとりまとめ